2025年 新年のご挨拶
お知らせ新年明けましておめでとうございます。
組合員の皆様へは、新春を迎えられたことへのお喜びと、昨年もコープやまぐちの活動へのご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年は元旦早々、能登半島地震が発災し豪雨災害の追い打ちで、復興は長期に渡ることが想定されます。その中で、11月には輪島市の避難所・仮設住宅とコープいしかわのセンター職員へ向けて、コープおおいた、生協ひろしま、コープやまぐちの3生協による、炊き出し支援に出向きました。コープやまぐちからは「瓦そば」を提供させていただきました。また、豪雨災害への募金も呼びかけ、組合員の皆様から500万円を超える善意を受け取ることができました。本当にありがとうございました。気候変動による災害リスクは、どの地域も抱えています。能登半島の復興に息長く寄り添うと同時に、防災の意識も高めていきます。
新しい年を迎え2025年は、被爆・終戦80年の年です。昨年「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞され、共に平和活動を進めてきた同志として大変嬉しく思っています。ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル紛争の長期化など核の脅威も懸念される中、日本生協連では生協のスタンスを言葉で表現する「平和宣言」の総会採択に向けた準備をすすめています。コープやまぐちでも「やまぐちピースフォーラム2025」の開催準備を進めているところです。これからも「平和とよりよい生活」の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
さて、私たちのくらしを取り巻く環境は、消費者物価の上昇に実質賃金が追いつかず、貧困と格差が拡大しており、事業経費も上昇しています。昨年、店舗事業ではいずみ店のグランドオープン、新下関店の改装、宅配事業では防府市に福祉生協さんコープの施設を併設して防府Ⅽを開設することができました。新しい施設は働く職員のモチベーションアップにもつながり、利用される組合員にも喜ばれており、事業全体では成長基調を維持できています。一方で生産人口の減少がすすみ、人材確保が大きな事業課題となっています。
2025年度は、私たちのくらしや事業を取り巻く環境も厳しい中ですが、「デザイン2025」の締めくくりの年度でもあり、「デザイン2030」の中期計画を描く年度になります。2025年度の活動を未来に向けて“ご一緒に”力強く進めていくことをお願い申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
生活協同組合コープやまぐち 理事長 山崎和博