2023年　新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

　昨年もコロナの感染拡大は収まりませんでしたが、人流規制は緩和され内食需要が縮小し、外食需要が高まってきました。しかし、コロナ前の水準には戻らず、Ｗｉｔｈコロナの中で先行きが見通せず、私たちのくらしがどうあるべきか模索する年になりました。その中でも組合員の皆様には、コープやまぐちの活動と事業にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

変化する時代の中で

　私たちのくらしや事業を取り巻く環境は、長期間のデフレ経済の中で営まれてきましたが、外に目を向けますと、ロシアのウクライナ侵攻は終わりが見えず、アメリカの金利上昇、中国経済の減速もあり、世界経済はインフレ基調となっています。エネルギー価格の高騰をはじめ、食品の値上げもとどまることが無く、これまでのくらしや事業に対する考え方や構えを見直すことが必要になっていると感じています。また気候変動による、いつ発生するかわからない災害に対する備えも不可欠です。

　山口県では、毎年人口が減少し、高齢化がすすみ出生数が減少することが他県に比較しても加速しています。出生数は減少していますが、山口県と「子育て支援等に関する協定」に基づく「はじめましてBOX」のお届けは、赤ちゃんの生まれたご家庭に大変喜ばれています。また、人口・世帯数の減少がある中、組合員数は21万8千名を越え、出資金も89億円を超える規模に成長しています。これも組合員の皆様が生協の事業に結集され、活動を積み重ねてこられた成果といえます。

２０２２年度は、広報にも力を入れ、コープアプリやインスタグラムの活用、店舗のレジシステムの改修やＬＩＮＥミニアプリの導入など、事業活動での組合員との「つながり」も変化し、デジタルを上手く活用できる世代、上手く活用出来ない世代の問題も見えてきています。これからさらにデジタル化が進み、人と人との「つながり」が変化していくことが想定される中、それぞれ違うくらしぶりや、どの世代にも切れ間なくお役立ちのできる活動や事業にしていきたいと思っています。

2023年度は節目の年に

　２０２３年度は、コープやまぐち創立６０周年の節目の年度になります。山口市にある「ここといずみ店」も移設建て替えが始まりました。新「ここといずみ店」で取り扱う商品は、店舗での品揃えはもちろん、宅配商品も含め商品力を強化する試金石にもしたいと考えています。そして、２０３０ビジョンで掲げる「つながる・創る　共に生きる未来！」に向けて、コープやまぐち創立６０周年を共に喜び合い、飛躍の１年にしていけますよう、ご一緒に活動をすすめていただくことをお願い申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

生活協同組合コープやまぐち　理事長　山崎和博